2024年2月4日(日)に、三重県唯一の海の道「津なぎさまち」において、子供と親を対象とする環境・SDGs・脱炭素イベント「津なぎさまちフェスタ」に、三重GPNの事務局メンバーがスタップとして協力しました。当日は、150名を超える参加者と多くのメデイアからの取材もあり、賑やかなイベントとなりました。

 「津なぎさまち」は、中部国際空港の開港に合わせて、2005年2月17日に、高速船による海場アクセス拠点として開港されており、来年2月には、開港20周年となります。津の港は、かつて「安濃津」と言われ、日本三津の一つとして重要な港だったが、1498年の明応の大地震によって港の機能が失われていたが、「津なぎさまひ」の開港により、500年ぶりの復活となりました。「津なぎさまち」は、三重県唯一の海の道として、高速船で中部国際空港を約45分で繋げられる便利さから、これからの発展的展開が最も期待できる港であります。特に、「津なぎさまち」は、世界と繋がる港である利点を生かし、三重県のインバウンド観光のハイライトとなる伊勢神宮や熊野古道を繋ぐ交通の結節点としての機能も多く期待されています。

「津なぎさまちフェスタ」は、次世代を担う子供に「津なぎさまち」の強みをさらに強く、弱みを補える学習の場として考え、「津なぎさまちイメジアップ事業実行委員会(会長;朴 恵淑三重大学客員教授/三重GPN代表幹事(会長))が津市との協力のもと、毎年、開催されており、三重GPNの事務局メンバーが協力しました。

朴 恵淑会長は、挨拶において、三重県はもちろんのこと、日本、世界のすべての人々が達成しなければならない持続可能な社会創生のために、2030年までの国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成及び、2050年までに達成しなければならない二酸化炭素を出さない脱炭素社会を創るには、みんなの力を合わせて、知恵を絞って努力しなければならないことを話しました。また、「津なぎさまち」は、津市や三重県はもちろんのこと、世界に向けて情報交流の拠点としての機能を持つプラットフォームとなれるよう、みんなの力を合わせてがんばらなければならいことを強調しました。

その後、ワークショップが行われ、津なぎさまちの現在、未来のイメージをオリジナルエコバッグに描き、アンケートに答えると高速船のペーパークラフトをもらい、旅客船ターミナルを探検して回りました。午前9時から午後4時まで行われた「津なぎさまちフェスタ」に参加された子供たちのアンケートには、津なぎさまちについてお勉強ができてよかった、高速船に乗って中部国際空港へ行き、外国にも行きたいという意見が多く、また、山―川―海―空は繋がっていることに気づいたことなど、今後の「津なぎさま」の発展に繋がる実に多くのヒントが書かれておりました。

来年2月は「津なぎさまち」開港20周年となることから「津なぎさまち」に関わる関係者はもちろんのこと、次世代を担う子供及び若者の意見の集約できるシンポジウム、ワークショップ、旅客船ターミナル探検など、より充実なイベントが期待できるようこれから本格的に取り組むこととなります。

三重GPNは、SDGsの目標と脱炭素社会創生に向けてグリーン購入ネットワークとの繋がりについて、子供たちに分かりやすく学習のできる、三重GPNのブース運営を行う予定であります。