2024年1月25日(木)に、中部電力(株)地域共生三重グループ稲垣 敬グループ長・垂見敏男課長・黒崎恵美環境グループ長・内藤修久環境グループ課長・水谷容子環境グループ副長・三重GPNの事務局メンバーとで気候危機とエネルギー危機への対策及び三重GPNの活動について意見交換会を行いました。

2023年12月20日(水)に続き、2回目となる意見交換会において、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)の動向を踏まえ、気候危機に伴うエネルギー危機への対策として、2030年の国連持続可能な開発目標(SDGs)の達成及び2050年の脱炭素(カーボンニュートラル)社会創生のために、エネルギー供給側の中部電力(株)と需要側との連携について、活発な意見交換を行いました。再生可能エネルギーへの転換を踏まえたエネルギーミックス、生活の質を落とさなくても可能な省エネ活動、日本とアジア諸国、世界のDX及びGXに関する幅広い意見交換ができました。また、1月の能登半島地震のような災害に備えた非常時の安定供給において、単なるエネルギー供給側としての役割だけでなく、暮らしのサービスを届ける中部電力(株)の方針についても意見交換ができました。

2024年3月に発行予定の「エネルギー環境教育成果報告書」(国立大学法人三重大学北勢サテライト「SDGs研究会」と中部電力株式会社)に活動概要が掲載されます。

2023年9月から、三重大学の朴 恵淑研究室が三重GPN(グリーン購入ネットワーク)の事務局を担うこととなり、若手の5名が事務局メンバーとして関わり、これまで行われた活動について、三重GPNのHPを用いて説明を行いました。三重GPNの事務局を担っている若手の事務局メンバーは、全員が三重大学大学院の博士課程に在学しており、三重県・日本の森林資源とバイオマスに関する研究、四日市コンビナートと中国天津の工業地域での環境とSDGs・脱炭素(カーボンニュートラル)に関する研究、次世代の教育環境に関する社会教育学的研究、留学生の活動から読み取れる環境社会地理学的研究、生物資源に関する研究を行なっていることから、国連気候変動枠組条約締約国会議の大きな流れとなっている、地球温暖化の対策としての緩和策と人間を含む生態系への適応についても話が広がり、中部電力(株)の社会的責任(CSR)を果たす一環として、次世代人材育成のための環境・SDGs・カーボンニュートラルの教材が紹介されました。

2024年3月には、第3回の意見交換会を開催し、これまでの成果と課題、今後のあり方について、引き続き、意見交換会を開くこととなりました。