2026年7月11−12日に、山形大学で開催された「全国環境セミナー2026」に、朴 恵淑「三重GPN」代表幹事/三重大学名誉教授・地域イノベーション学研究科客員教授は、全国大学生活協同組合連合会の全国教職員委員として参加し、意見交換会のアドバイスを行い、「三重GPN」の紹介などを行いました。
「全国環境セミナー2026」は、全国の大学生協の関係者および教職員、学生の80名の参加者による対面式で開催され、2019年6月22−23日に三重大学で開催された「全国環境セミナー2019」以降、7年ぶりの対面式開催となりました。三重大学での「全国環境セミナー2019」においては、全日程のまとめとして、「資源の確保と節減」「倫理的消費」「コミュニティの拡大」「環境教育」「グローバルとローカル(グローカル)とのリンク」を軸とする参加者全員による「三重宣言」が行われ、全国環境セミナーの行動目標を定めることができました。
「全国環境セミナー2026」は、「環境活動を広げる一歩を踏み出そう!」をテーマとし、「知る」「知らせる」「共感する」「考える」をキーワードに、SDGs(持続可能な開発目標)の積極的な推進を目指し、大学生協が環境活動に取り組み意義を学び、各大学生協が環境活動に取り組む意義に共感し、組合員と共に進める環境活動を生み出すために、組合員活動の活性化および次世代を担う学生の学びと成長について積極的な意見交換会を行いました。
また、大学生協の環境活動の代表的取り組みの「り・りパック」および「樹恩割り箸」についての現状と今後の発展的展開についての意見交換会も行いました。「り・りパック」は、大学生協などで使われているお弁当用のプラスチック容器で、容器本体に薄いフィルムを貼り、食後にフィルムだけを剥がして処理し、容器は回収ボックスに集めてリサイクルされる環境配慮型プラスチック容器であります。繰り返しリサイクルしやすい素材と構造になっていて、環境負荷を減らすことを目的とした、3R(リデュース・リユース・リサイクル)に沿った容器であります。しかし、「り・りパック」の全国大学生協の平均回収率は、約18.6%に過ぎず、より積極的なアピールや学習会などが必要不可欠な状況となっています。名古屋市立大学生協は、「り・りパックde スタンプラリー」活動のブース展示を通じて、り・りパックの意義や使い方の説明を積極的に行い、回収率を高める活動について説明を行いました。「樹恩割り箸」は、NPO法人JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)が広めている国産の間伐材などを活用した環境配慮型の割り箸で、間伐などで出る国産材や端材を使い、森を健康に保つ取り組みと障がい者の就労支援を両立させています。しかし、「樹恩割り箸」は、他の割り箸に比べて高コストであることから全国大学生協において普及が進まない状況となっていることが課題として指摘されました。
「三重GPN」は、三重県の産官学民との緊密な連携を図るプラットフォームとしての役割を果たすだけでなく、全国大学生活協同組合連合会との緊密な連携を図り、教職員および次世代を担う学生との協働活動を通じて、持続可能な循環型社会・脱炭素社会創生に寄与し、環境の世紀の21世紀を先取るトップランナーとしての役割を積極的に行います。



