2026年10月17日(土)に、伊勢湾最大級の干潟である松名瀬において、「松名瀬干潟を三重県水環境の聖地」として、クリーンで豊かな海にし、次世代に繋ぐことを目指した「トヨタソーシャルフェス2026in 松名瀬」が、三重グリーン購入ネットワーク(三重GPN)主催、三重中高・伊勢新聞社共催、トヨタ自動車(株)協賛、三重県・松阪市の後援、中部電力(株)の協力で行われました。三重県の産官学民の緊密な連携により、約180名が集まり、海岸清掃および生物多様性学習を行いました。

「トヨタソーシャルフェス2026 in 松名瀬」は、トヨタ自動車(株)の協賛によって、クリーンで豊かな海環境による生物多様性保全のために、産官学民の緊密な連携によって2012年から開催されており、今年で15年目となっています。

開会式において、「三重GPN」事務局の安部大樹さんと小西 凌さんが司会を務め、主催者を代表して、朴 恵淑「三重GPN」代表幹事・三重大学地域イノベーション学研究科客員教授は開会挨拶を行いました。三重県は、海岸線が1,000Kmを超えるほど豊かな海環境に恵まれており、伊勢湾最大級の干潟である松名瀬は、干潟の3つの典型的な干潟でして、櫛田川の河口干潟、伊勢湾の前浜干潟、潟湖干潟の地形的な影響を受け、生物多様性の宝庫であることを語りました。また、地球温暖化に伴って体温を超える酷暑や猛暑が続き、WHO(世界保健機関)は、熱中症によって年間世界の約25万人の死者が懸念される報告を行っていることについて言及し、今年は、海水温が異常に高くなるエルニーニョ現象によって、長雨や豪雨、大型台風による甚大な水害が日本や世界各地で発生していることへの懸念を述べました。さらに、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻な状況となり、2050年頃には、プラスチックごみが世界の海の魚の量を上回るとの予測も出ていることに言及しました。特に、日本は、プラスチック容器の廃棄量が世界2位の一人当たり年間約35kgとなっていることについて述べ、全国初となる2012年4月から三重県の全29市町で実施された、三重県レジ袋有料化によるレジ袋の大幅削減の成功事例をあげ、2020年7月に日本全国で実施されたレジ袋有料化実施に比べて、三重県は、循環型社会および脱炭素社会創生において、日本のトップランナーとなっていることについても強調しました。「トヨタソーシャルフェス2026 in 松名瀬」は、松名瀬干潟を守り、次世代に残すために「松名瀬干潟を三重県水環境の聖地」として、クリーンで豊かな海にするための海岸清掃活動および生物多様性環境学習を継続して行う決意を述べました。

引き続き、松阪市の永作友寛副市長、三重中学校の野田佳均校長、三重トヨタ自動車(株)の廣田雅彦取締役管理本部長、三重県松阪地域防災総合事務所の平井靖士所長、中部電力(株)マルチユーティリティ本部地域共生グループの東 和宣スタッフ課長による挨拶が行われました。

トヨタ自動車(株)は、EV車の展示と共に脱炭素社会(カーボンニュートラルについての紙芝居、身近な環境活動に関するクイズを行いました。三重中高の科学技術部は、アサリを用いた水質浄化作用についての学習及び松名瀬干潟に生息する生き物についての生物多様性学習を行いました。当日の活動について、新聞社やテレビ放送局からの取材が行われ、特に、伊勢新聞の1面トップ記事として掲載されました(2026年10月18日)。

海岸清掃活動によって拾われた、可燃ごみやプラスチック系のゴミは、45Lゴミ袋の50袋以上集められました。松名瀬干潟が、拾うゴミのないクリーンで豊かな海になれるまで「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬」は、これからも継続した活動が求められています。「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬」を通じて、2030年までに達成すべき国連持続可能な開発目標(SDGs)において、特に、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「海の豊かさを守ろう」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の成功事例に向けて、さらなる発展的展開が求められています。

「三重GPN」は、「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬」活動が、持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)・脱炭素社会(カーボンニュートラル)創生のための環境活動の場および次世代の人材育成の場となることから、「三重GPN」の会員への積極的な参加を促すことはもちろんのこと、三重県のみならず、日本、アジア、世界へ発信できるツールとして、グローバルとローカルを繋ぐ「グローカル三重モデル」を構築し、さらなる発展的展開のために継続した活動を行います。