2026年7月30日(木)の午後1時から5時までに、一般財団法人三重県環境保全事業団において、「三重GPN」令和8年度通常総会・記念講演会を、対面式とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式で行いました。特に、記念講演会においては、「三重GPN」会員でなくても自由に参加できるようにし、メディアからの取材も行われ、「三重GPN」への高い関心と期待が持たれる通常総会・記念講演会となりました。

最初に、「三重GPN」朴 恵淑代表幹事は主催者挨拶において、近年の地球温暖化による体温を上回る猛暑が続き、大型台風による豪雨によって命に関わる甚大な影響を受けている三重県や日本は、気候危機に伴う人間を含む生き物の生存への危機およびエネルギー危機への対策を真剣に考え、産官学民との緊密な連携による「緩和」と「適応」の戦略を練り、一丸となって実践しなければならない状況を踏まえ、「三重GPN」は、持続可能な社会三重創生に向けた産官学民との緊密な連携を図るプラットフォームとしての役割を担うと力強く強調しました(「三重GPN」HP https://www.mie-gpn.jp/)。

また、「三重GPN」は、会員との緊密な連携によって、2025年12月には、『持続可能な循環型・脱炭素社会へ〜三重GPNの挑戦』(朴 恵淑編著、風媒社)の書籍出版を行い、多くの関係者に対して、「三重GPN」の活動内容を具体的にアピールでき、さらなる発展的展開のために産官学民との緊密な連携によって大きな成果を挙げていることについても言及しました。

さらに、「三重GPN」令和8年度通常総会・記念講演会を通じて、グリーン購入活動を基に、持続可能な循環型社会三重創生および脱炭素社会三重創生において、地域と世界を繋ぐグローカル拠点のトップランナーとなる大変重要なターニングポイントとなることが最も期待できると語り、場所を提供して頂いた一般財団法人三重県環境保全事業団をはじめ、「三重GPN」の関係者への感謝の意を表しました。

続いて、グリーン購入ネットワーク(GPN)の深津学治事務局長による、「三重GPN」令和8年度通常総会・記念講演会が、グリーン購入活動を通じて、循環型社会創生および脱炭素社会創生に向けて私たちは何をすべきかについて一緒に考え、三重県の強みをさらに強く、弱みを補える機会となることに大きな期待が持たれるとの来賓挨拶がありました。

引き続き、第1部「三重GPN」令和8年度通常総会が開催され、朴 恵淑代表幹事が議長をつとめ、第1号議案の「令和7年度事業報告」、第2号議案の「令和7年度決算報告」と「令和7年度監査報告」、第3号議案の「役員選出」、第4号議案の「令和8年度事業計画」、第5号議案の「令和8年度予算」について議論され、すべて承認されました。

特に、令和8年度事業計画において、「GPN」と「三重GPN」との緊密な連携による「三重GPN」会員の拡大、「三重GPN」HPの充実化による情報交流、三重県・自治体および企業との連携による2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の達成、持続可能な循環型社会三重創生および2050年の脱炭素社会三重創生に向けた戦略的取組、毎年10月に開催される「三重GPN」主催で、トヨタ自動車(株)・伊勢新聞社・三重県・松阪市・中部電力(株)・企業・県民との協働による「トヨタソーシャルフェスin 松名瀬・三重」の活動を通じた、地球温暖化(気候危機)への緩和と適応活動(生物多様性学習)、三重大学と教育機関との連携による次世代を担う若者への環境・SDGs学習の実施、三重県最大の環境イベントの「みえ環境フェア」において「三重GPN」の積極的な広報活動、国内外の大学間ネットワーク(日本・韓国・中国・タイの大学間連携を図るアジアサスティナブルキャンパスネットワーク)との緊密な連携活動に伴う次世代人材育成への積極的な提案が行われ、「三重GPN」は、グローバルとローカルを繋ぐグローカル環境活動の拠点としての役割に大きな期待が持たれました。

第2部記念講演会においては、「三重GPN」会員はもちろんのこと、非会員でも自由に参加できる、対面式およびオンラインによるハイブリッド形式で行われ、三重県のみならず、日本全国からの参加を図りました。

まず、「GPN」深津学治事務局長より『“環境にやさしい”はなぜ難しいのか―環境表示ガイドライン改定とこれからの環境コミュニケーション』の講演が行われました。グリーン購入ネットワーク(GPN)の製品・サービスのカーボンフットプリント(CFP)に係るモデル事業(人材育成支援事業)について紹介が行われました。企業や団体、市民向けのカーボンフットプリント(CFP)の普及および算定のワークショップなどを行うことが述べられました。三重県は、脱炭素社会創生に向けて企業や団体などを対象に助成制度を構築し、運営が始まる時期と重なったこともあって、「三重GPN」と「GPN」、三重県との緊密な連携によって、時代を先取るグリーン購入活動に大きな期待が持たれました。また、環境にやさしい活動の課題として、グリーンウォッシュにならないような注意についても言及されました。

次に、2025年12月に出版された、『持続可能な循環型・脱炭素社会へ〜三重GPNの挑戦』(朴 恵淑編著、風媒社)に協力頂いた、9つの会員による報告が行われました。(株)アサプリHDは「SDGsは人〜持続可能な経営と人材育成」をテーマとする情報伝達業としての実績と将来ビジョンの報告、(株)SHYは「技術を結集し、価値のある環境をつくる」をテーマとする断熱・直射光の遮断・防音・埃・虫の害からの遮断の機能を持つ環境に配慮した製品づくりの実績と将来ビジョンの報告、太陽化学(株)は創業80周年を迎え「創業の精神と“好奇心 そして行動”」をテーマとする健康に配慮した製品づくりの実績と将来ビジョンの報告、タケムラ(有)は「漁網リサイクルへの挑戦」をテーマとする漁網のリサイクル活動に伴う海洋汚染防止の実績と将来ビジョンの報告、(一社)M-EMS認証機構は「持続可能な社会創生への挑戦〜M-EMS認証機構の20年とこれから」をテーマとする三重版環境マネジメントシステムの構築と運営に伴う三重県内企業への環境経営の実績と将来ビジョンの報告、(株)ヨシザワは「苦労を共に(株式会社ヨシザワ)〜オレンジと緑が紡いだ挑戦と成長」をテーマとするリサイクル製品の製造と普及に関する実績と将来ビジョンの報告、東員町の水谷俊郎町長による「持続可能な東員町創生〜SDGsへの先進的取り組み」をテーマとする健康都市への取り組みと子育て支援の16年一貫教育の仕組み、3大文化事業のこども歌舞伎・ミュージカル・第九についての実績と将来ビジョンの報告、三重県と(一財)三重県環境保全事業団は「三重の持続可能性を実現する〜地球環境の課題はローカルから」をテーマに、三重県は、循環型社会三重創生および脱炭素社会三重創生の戦略および政策についての実績と将来ビジョンの報告が行われ、(一財)三重県環境保全事業団は、三重県地球温暖化防止活動推進センターおよび三重県気候変動適応センターが行っている地球温暖化の緩和と適応の活動に基づく実績とグローカルプラットフォームとしての将来ビジョンの報告が行われました。

最後に、「三重 GPN」の全参加者と深津学治「GPN」事務局長との懇談の時間を設け、「三重GPN」のさらなる発展的展開のための意見交換を行いました。

「三重GPN」は、令和8年度通常総会・記念講演会を通じて、環境・経済・社会の調和の取れた、持続可能な三重創生のための産官学民の緊密な連携を図るプラットフォームとして、「三重GPN」の社会的責任(CSR)を果たすことはもちろんのこと、三重の共有価値の創造(CSV)に貢献しなければならないことが再認識できた、大変重要な機会となりました。「三重GPN」は、誰一人取り残さない持続可能な三重創生のために、2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の達成、持続可能な循環型社会三重創生および2050年の脱炭素社会三重創生に向けて、さらなる発展的展開を積極的に行います。