2025年10月5日(日)に、伊勢湾最大級の干潟である松名瀬において、「伊勢湾最大級の松名瀬干潟をクリーンで豊かな海にしよう!次世代に繋ごう!」をスローガンとする「トヨタソーシャルフェス2025 in 松名瀬・三重」が、「三重GPN」主催、伊勢新聞社・三重大学・三重中高の共催、三重県・松阪市の後援、・中部電力(株)の協力、トヨタ自動車の協賛で行われました。三重県の産官学民の緊密な連携により、約110名が集まり、海岸清掃及び生物多様性学習を行いました。
「トヨタソーシャルフェス2025 in 松名瀬・三重」は、トヨタ自動車の協賛によって、産官学民のパートナーシップによる生物多様性保全のために、2012年から開催されており、究極的な目標は、湿地に関する国際条約の国連ラムサール条約への三重県初の登録を目指しています。
開会式において、朴 恵淑「三重GPN」代表幹事(会長)で、三重大学地域イノベーション学研究科客員教授は、三重県は海岸線が1,000Kmを超えるほど豊かな海環境に恵まれており、伊勢湾最大級の干潟である松名瀬は、干潟の3つの典型的な干潟でして、櫛田川の河口干潟、伊勢湾の前浜干潟、潟湖干潟の地形的な影響を受け、生物多様性の宝庫であることを語りました。松名瀬干潟を守り、次世代に残す義務があることを忘れてはならないと語り、産官学民とのパートナーシップの成功事例として、三重県初となる国連ラムサール条約に登録できることを目指して、これからも一丸となって頑張りたいと述べました。
竹上真人松阪市長は、多くの松阪市民や三重県民の方々と一緒に、松名瀬干潟での海岸清掃活動や生物多様性を学ぶ環境学習が10年以上続いている「トヨタソーシャルフェス」が、これからも、三重や日本、世界を繋げる海の環境及びSDGs活動として、さらなる発展的展開に大きく期待していると感謝の念を伝えました。
中部電力(株)白井徳彦地域共生三重グループ長は、企業の社会的責任(CSR)はもとより、地域の共通価値(CSV)創生の一環として、中部電力(株)は、地域の環境・SDGs・脱炭素(カーボンニュートラル)社会創生に寄与できる企業であることから、松名瀬干潟の環境保全活動に、これからも継続して活動するとの挨拶を行いました。
三重中学校・高等学校の科学班は、子供や親を対象に、アサリを用いた水質浄化作用についての学習及び松名瀬干潟に生息する生き物についての生物多様性学習を行いました。
トヨタ自動車は、EV車の展示と共に災害時の電源としての有効活用の説明と共に、紙芝居を通じて、脱炭素社会(カーボンニュートラル)創生について、次世代を担う子どもたちにも分かりやすく伝えました。
海岸清掃活動によって拾われた、可燃ごみやプラスチック系のゴミは、45Lゴミ袋の25袋以上集められました。松名瀬干潟が、拾うゴミのないクリーンで豊かな海になれるまで「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬・三重」は、これからも継続した活動が求められています。
「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬・三重」を通じて、2030年までに達成すべき国連持続可能な開発目標(SDGs)において、特に、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標12「つくる責任つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「海の豊かさを守ろう」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実践できる「松名瀬・三重干潟モデル」を構築し、グローバル・パートナーシップによる発展的活動を行います。
「三重GPN」は、「トヨタソーシャルフェス in 松名瀬・三重」活動が、持続可能な循環型社会(サーキュラーエコノミー)・脱炭素社会(カーボンニュートラル)創生のための環境活動の場および次世代の人材育成の場となることから、「三重GPN」の会員への積極的な参加を促すことはもちろんのこと、三重県のみならず、日本、アジア、世界へ発信できる学習の場として、継続した活動を行います。





